溜まるとこわいね。

便秘の怖さ

１、肌荒れ・吹き出物

便秘の影響は、肌にも及びます。

有害物質を生成する『老廃物』が常に体内にあるので、体は異物を排出しようといています。

しかし、便秘の場合は、腸壁から毒素が吸収され、血液に乗って体の至る所から外に追い出されるのです。この時肌を通り抜けていく時に、肌は有害物質の放出作用で手一杯になってしまい、本来の『肌をきれいに保つ』という機能がおろそかになってしまいます。そして、肌荒れが起き、吹き出物ができやすくなるのです。

２、消化機能の低下・お腹の張り

便秘の影響で消化機能が低下し、お腹が張ることがあります。お腹が張るのは便が腸にあることで、消化・排泄のサイクルが狂うことが原因でしょう。

腸内で細菌のバランスが崩れ、脂質などの分解が追いつかず、体に必要な栄養をうまく吸収できないのです。さらに、腸で生成されたガスの影響でヘソ周りのお腹が張り、食欲がわかなくなることもありますので、慢性の便秘だと生活習慣病にかかりやすくなってしまいます。

３、だるさ・疲労感

慢性の便秘ですと、体がだるく、疲労感が消えない状態が続きます。

脳と腸は約２００００本の神経でつながれており、影響力の強い関係にあります。腸の調子が悪いと、脳は腸の不調を『だるさ』や『疲労感』として認識してしまい、便秘という異常事態に脳が警戒し、体を休めようと指令を出しているのです。その結果、慢性的なだるさや疲労感に悩まされてしまいます。

４、肩こり・腰痛

慢性の便秘が影響し、肩こりや腰痛を発症する方がいます。

もともと肩こりや腰痛になりやすい方に見受けられますが、痛みの原因は、便秘によって腸が膨らみ、周りの神経や血管を圧迫して『刺激』になっていることが挙げられるでしょう。

5、免疫力の低下

病気から体を守る力「免疫力」の約７０％が腸に集中していると言われています。胃酸でも死なない強力な雑菌やウイルス、がん細胞などから体を守るために、腸が人体最大の免疫器官になっているのです。

腸内環境が悪くなると、腸内の免疫細胞にエラーが起き「何を攻撃していいのか分からない」「有害物質を察知できない」という状況に。その結果免疫力が落ちて体調を崩す原因に繋がります。

６、ストレスがたまる

腸は「第２の脳」と言われており、様々なホルモンや神経伝達物質も作られています。幸せを感じる「セロトニン」という脳内物質のなんと９５％が腸で作られていると言われているます。

セロトニンは心のバランスを整える大事な物質で、不足すると「鬱」の原因に。

腸内環境が悪いとセロトニンの分泌も悪くなり、ストレスがたまりやすくなります。「便秘になるとイライラする！」のはこれが原因だったのです。

７、体臭が臭くなる

悪玉菌によって発生した「アンモニア」などの有害物質が、腸から吸収される事はお話ししましたね。有害物質は血液に混ざり、全身を巡ります。そして汗や息と一緒に出てくるので、便秘の時ほど体臭がきつくなるのです。

８、太りやすくなる

便秘になるとたまった便の分、お腹がポッコリしてしまいます。また食べ物が通常よりゆっくりと腸を巡る事になるので、余分な糖や脂肪まで吸収されてしまい、太りやすくなるのです。

 

※慢性便秘は様々な症状を引き起こしますが本当にこわい病気にかかる事もあるので注意が必要です。

・大腸メラノーシス、糖尿病、イレウス、大腸がん、痔、腹痛、過敏性腸症候群など

 

デトックス大切ですね。