読書感想

本田静六 私の財産告白

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日本最初の、林学博士。

当時、昭和20年代の頃

85歳の時に書いた本。

いまここに、長い過去をかえりみて、世の中には、あまりにも多く、虚偽と欺瞞と御体裁が、、充ち満ちているのに脅かされる。

私とてもまたその世界に生きてきた、偽善生活者の1人で、今さらながら、慚愧の感が深い。

しかし、人間85年の甲羅を経たとなると、そうそう、うそいつわりの世の中に同調ばかりもしていられない。

偽善ないし偽悪の面をかなぐり捨てて、真実を語り、『本当の話』を話さなければならない。

世のため人のため、でもあり

また、われわれ老人相応の役目でもあると考えられる。

ブレンタノ博士の財訓

いかに学者でも、まず優に独立生活が、できるだけの財産をこしらえなければダメだ。

そうしなければ、常に金のために、自由を制せられる。

心にもない屈辱を強いられることになる

学者の権威も何もあったものでない。

なんでも働けるだけ働きぬく

何事にも、成功を期するのにぜひこれだけは心得おくべしといった、大切な処世信条の一つを披瀝しておく。

それは、何事にも『時節を待つ』

焦らず、怠らず、時のきたるを待つ

畢竟

幸福とは、各自、自分自身の努力と修養によってかち得られ、感じられるもの

精神向上の気魄、努力奮闘の精神であって、これをその生活習慣の中に十分染み込ませることである。

天丼二杯

ゼイタク生活の欲望や財産蓄積の希望についても、そうであった。

月一万円の生活をする人が二万円の生活にこぎつけても、幸福は二倍にならぬし、10倍の財産に達しても、ただそれだけでは何らの幸福倍加には、ならない

いったい、人生の幸福というのは、現在の生活自体より、むしろ、その生活の動きの方向が、上り坂か、下り坂か、上向きつつあるか、下向きつつあるかによって決定せられるものである。

成功の第一義

経済生活の独立

貧すれば鈍するが、鈍すればさらにまた

貧する

生活の奢り

【儲けようと思ったら儲けさせろ】

徳は孤ならず

かならず隣有り、金儲けも必ず相身互いでなければならない。

儲けようと思えば、人に儲けさせ、人に儲けさせれば、自然に自分も儲かってくる。

義理人情、勤勉努力

【事業というものは、儲かるものでなければ成り立たない。儲からなくてただ有意義だというのでは、結局長続きしないで、せっかくの有意義が、有意義で、なくなる。儲かる上で有意義なら、なおさら結構だが、何としてもまず事業は、儲かることが先決問題だ。しかし、この儲けを一人占めにしようなどと企てては、結局失敗である。儲けるのはみんなで儲けなければなぬ。

また、みんなで儲かるようなものでなければ、良い事業、良い会社には、ならない】渋沢栄一

自惚れと自己反省

人生即努力、努力即幸福

65年前から、大事なことは、現代でも変わらないこともあるのだなと、感心した。

人の話を聞くとか、セルフイメージを高く持つとか、内省、勤勉努力とか、人生計画を立てるとか、爺さんの小言のようにも受け取れるが、大事なことだと受け入れて、進んでいきたいと思う。

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